静寂
最近、ふとしたきっかけでアンドリューワイエスの画集を買いました。
昨年亡くなったことを最近になって知ったからです。
手元に1990年の「ワイエス展ーヘルガ」の図録があるので、
たぶん、90年頃に展覧会に行ってはじめてワイエスの絵をじっくり見て好きになったんだと思います。
ワイエスの絵の中の静寂と光と影になぜかとても心を惹かれます。
ワイエスの絵をみると、心の中に穏やかさが広がるような不思議な感覚を覚えるのです。
風景も人物もだけれど、ワイエスの描く植物がとても好きです。
- 作者: Anne Knutson,Kathleen Foster,Michael Taylor,Christopher Crosman,John Wilmerding
- 出版社/メーカー: Rizzoli
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: ハードカバー
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同じような静寂と光と影の感覚を椿野恵里子さんの写真にも感じています。
数年前に手にした本を本棚から出してきて、
土曜日、また時々ウトウトしながらエッセイ集を読み返していました。
本にかかっていた帯にかかれていた言葉が妙にしっくりします。
季節のめぐり
いろとりどり
こころの移ろいと
それをみつめる
静かなまなざし
残したいのは
光の色だけでなく
その時生きた植物の存在
出会ったものへの思い
使い続ける意味
古いものの持つ強い記憶
(「風景のあとに」の帯の言葉より)
写真だけでなく、エッセイもとてもこころに入ってくるもので、
まえがきの文や「白磁の美」というエッセイが
今回すっとこころに広がりました。
- 作者: 椿野恵里子
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