せかいの はてって どこですか?
本棚を見ていたら、うちには結構カエルが出てくるお話がたくさんありました。
前の日記にもカエルが登場したので、今日はカエルつながりで、、、。
この本は数年前に童話館から届いたものです。
井戸に住んでいた一匹のカエルは井戸の中の世界しかしりませんでした。
その井戸は深くてひんやりとしていて、こけのはえたベッドもあり、透き通ったみずもあり、
綿雲が流れている青空の天井もあり、井戸の暮らしもなかなかいいものでした。
けれども、あるとき井戸の水がみんななくなってしまいました。
カエルは意を決して、井戸の外へ世界の果てを見に飛び出すのです。
そうして、カエルは世界の果てではなくて、素敵なものを見つけたのでした、、、というようなお話です。
この絵本、ロジャー・デュボアザンという人が絵を描いていて、
全体的にとてもシックなかんじで、私は好きです。
もともとは、織物デザイナーだったらしく、
そんなところからこの絵に惹かれるところがあるのかもしれません。
表紙を開いて、次に現れる見返しもこんな風に↓美しいのです。
デュポアザンがお話も絵もかいた、「みんなのベロニカ」という絵本も
お話はほんわかあたたかくて絵もシックな感じで好きな一冊です。
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「せかいの はてって どこですか?」
アルビン・トュレッセルト 作
ロジャー・デュボアザン 絵
三木 卓 訳 (童話館出版)