ゆくえふめいのミルクやさん


ゆくえふめいのミルクやさん

ゆくえふめいのミルクやさん



いつも絵本を届けてもらっている、童話館から今月はこの絵本が届きました。
長男用の配本(大きいみかんコース)なので、絵本といっても、ちょっと読み応えのあるものが届きます。


この本の作者、ロジャー・デュボアザンは好きな絵本作家なので、前にも何冊かご紹介したことがありますが、この本は、初めて目にしました。


やっぱり、絵がとっても好きな感じなんです〜。
ちょっと、絵本にしてはシックな色合いなんですけれど、この本も何ともいい色合い、、、。


本の見返しもこんなかんじなんです。






こんなページも好き。




お話は、毎日同じ仕事をしていて、毎日同じようなお天気の話を町中の奥さんたちとするミルクやさんが、ある日、それが嫌になってしまって、仕事にも行かずに、ミルクトラックに乗ってふらりと遠くへ行ってしまいます。(仕事も何もかも放り投げてどこかへふらりと行ってしまいたい気持ち、、、大人なら、この気持ちちょっとわかりますよね。)
毎日、コインを投げたりしながら、あてもなく進んでいきます。
(あ〜、そんな旅は面白そう。)


結局、積んでいたミルクやチーズも底をつきガソリンも無くなって、やっぱり街の人たちに会いたくなって、街へもどっていきます。
街ではみんながミルクやさんが帰ってくるのを待っていて、みんなが暖かく迎えてくれます。
そして、ミルクやさんは毎日変わりなく同じ仕事をしたり、同じようなお天気の話をすることがとっても幸せなことだと気がつきます、、。



子どもはこのお話、どんな風に感じたのかな〜?
同じような毎日も実は幸せなんだということや、いつでも暖かく待っていてくれる人(=家族や友達)はいるんだよ〜ってことが少しは伝わったかな?



お話はさておき、絵本の色合いが何度も見たくなっちゃう本でした。