ドイツの森へ

週末、熊川哲也さん率いるK-BALLET COMPANYのバレエを観にいってきました。
実は、バレエを観るのは初めてだったんです。







もともとは、オットが一度熊川哲也さんのバレエを観たいとチケットをとってきたんです。
私も、ずっと観てみたかったので、子どもたちを実家で預かってもらって、出かけてきました。
今回の公演は『ジゼル』でした。
席もとてもいい席だったので、表情や指先や衣装の細かいところまでよく見えました。
月並みないい方しかできないんですけれど、もう、とても感動しました。

バレエの衣装って、本当に美しいんですね。
主役の二人(熊川さんと今回はヴィヴィアナ・デュランテさん)をのぞく他の方達の衣装が少しずつ微妙に色合いが違っていて、第1幕は茶色とベージュの美しいグラデーションになっていて、本当に綺麗でした。
舞台美術も、とても美しくて、舞台がドイツの森の中のお話なので、行ったことはないドイツの森の中にいるような感覚になりました。
舞台がとても絵画的な感じで、バルビゾン派(バルビゾンの森はフランスですけれど、、、)の絵のような感じでした。
第2幕は、夜の森の中でのお話でブルーと白の世界が展開されていて、ドガの絵を思い出しました。
夜の森のシーンもとても幻想的で、ウィリ(結婚する前に亡くなってしまった女性の亡霊)たちの群舞も素晴らしかったです。


熊川さんとヴィヴィアナ・デュランテさんのバレエは本当に、素晴らしくて、踊りだけでこんなにも感情が細やかに表現できるんだな〜と本当に感動しました。

2時間近い舞台もあっという間でした。
鳴りやまないカーテンコールと、「ブラボー」の声に私もずっと拍手を送りました。
熊川さん、やっぱり王子様に見えました〜。