切手の小箱


私の父が空へ帰ってから、8年が経ちました。
父が亡くなったあと、実家にあった切手の小箱を私はもらいました。
これは、父が作ったものなのか祖父が作ったのか今となっては不明なんですけれど、
古い切手がきちんと貼られた木の箱は時々眺めてみたくなります。


祖父は私が幼稚園の頃亡くなっているのですが、いつも茶の間のテーブルの上をきれいに拭いていたり、一日ずっと新聞を読んでいたり、読んだ新聞を一ページずつ端と端を合わせてきちんとたたんで始末していたとか、、、記憶が確かではないので、多分人に聞いた話なんですけれど、すごくきちんとしている人だったように思います。


私の父はいつも靴がピカピカで、休みの日に靴を磨いていた後ろ姿が思い出されます。
背広のズボンもシャツもハンカチもピシッとアイロンがかかっているものが好きだったし、引き出しの中がいつもきちんとそろっているような人だったな〜と思い出します。

私も、父や祖父のそういうところ似て欲しかった、、、(苦笑)。






切手を見ると20銭とか書いてあります。
消印も昭和20年代のものばかりです。
いつか私もこういう切手の小箱を作ってみたいな、、、と思っています。